▼実際に描いている線とレーザー光の様子
▼1枚目:後頭部の形を成型します
▼2枚目:額(青点線)、鼻(黄点線)、上下のあご(赤点線)を固定します
▼3枚目:頭部全体を固定します
▼矢印がそれぞれ体の「軸」を表しています
▼頭側の高さを上げたり下げたりします
▼体を左右に回転させます
▼時計回り、反時計回りに動かします
ExacTrac System | ConeBeam CT(CBCT) | |
---|---|---|
撮影時間 | 短い | 長い |
画像の照合方法 | 2次元画像から3次元的に照合 | 3次元画像による照合 |
基準とする臓器 | 骨 | 骨、臓器、腫瘍など |
▼3次元的な照合 : 人の体を3方向から輪切りにしたような画像を使用して照合します
▼2次元画像を用いた3次元的な照合(照合前)
橙色(治療計画用CT時に撮影した画像)と青色(治療中に撮影した画像)を一致させるようコンピューターが計算し、位置ずれ量を算出します。
▼2次元画像を用いた3次元的な照合(照合後)
結果、照合された画像がこちらです。
IMRT | VMAT | 通常照射 | |
---|---|---|---|
治療費用 | △高い 特殊な装置を使用し、治療計画や計画検証が複雑で時間を要する事から高くなっています |
○安い 比較的診療報酬(保険点数)が低く設定されているため治療費用が安くなります |
|
治療開始までに要する時間 | △長い 治療計画や計画検証が複雑で時間を要するため、開始まで1週間程度かかります |
○短い 治療計画用CT撮影後、2~3日程度で放射線治療を開始できます |
|
治療時間 | △長い 治療計画が複雑なため、治療に要する時間も長くなります |
○短い IMRTより短い時間で照射することが可能ですが、通常照射と比べると治療時間が長くなります |
○非常に短い 痛みなどが強い場合など、長時間同じ体位を維持することが困難な患者さんに適しています |
周辺臓器への 影響 |
◎少なくできる |
△IMRTより多い |
|
線量集中度 | ◎非常に高い 治療部位のみに線量を集中させることにより、より高線量を与えることができます |
△低い IMRT・VMATと比べると線量集中度は低下します |
詳しくは治療開始前の看護師面談で説明させて頂きますが、ご質問があればいつでも治療センタースタッフまでお尋ねください。
▼黄色が直腸、桃色が前立腺+精嚢基部、赤色が治療部位です。
▼この画像では直腸にガス(黒部分)が溜まっているのが分かります。
ガスにより膨らんだ直腸の影響で前立腺が変形し、直腸が治療部位に入り込んでいるため、このままでは照射することができません。