KHS(きつこう会ヘルスケアシステム) 大阪市西部で、健康診断 急性期病院 眼科 リハビリ 訪問看護 介護施設等を運営しています。
お知らせ
2017.10.20
突然ですが皆さんは、かかりつけ医って居ますか?
地域医療連携?
ちいきいりょうれんけい って難しそうですね。
かかりつけ医という言葉はご存知の方も居られると思いますが、ここではもう一度かかりつけ医についてお話しいたします。
かかりつけ医とは?
「なんでも相談できる上、医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる医療、保険、福祉を担う総合的な能力を有する医師」 という説明がありました。出典は、日本医師会・四病院団体協議会合同提言2013年より。
かかりつけ医の有無について、調べたデータがありましたのでご案内します。
かかりつけ医が居ると答えた方・・・53.7%
今は居ないが、あると良いと思う・・・17.8%
居ない・・・28.1%
わからない・・・0.4%
このデータは、日医総研ワーキングペーパー 第5回日本の医療に関する意識調査 日本医師会総合政策研究機構を参考にしております。
データから読み取れることとして、「居る」と「今は居ないが、あると良い」と考える人を合わせると約70%を超える人がかかりつけ医の必要性について認識を持ってられるということになります。
多くの方が、かかりつけ医の必要性を感じてられることがわかりましたが、私たちの周りに病院はどれくらいあるのでしょうか?
大阪市の西区、港区、大正区の病院数を見てみましょう。
歯科を除く
※ 病院は、20床以上の入院ベッドがあり、診療所は20床以下とお考えください。
診療所にも特色や先生の専門などもあります。
病院は役割(診療内容)などが分かれている場合があります。
例えば、
・救急対応・手術などを行う「急性期病院」
・リハビリテーションなどもとの生活に戻るための継続的な治療や訓練を行う「回復期病院」
・慢性期的な医療を行う「療養型病院」など。
また、得意とする専門(診療科)なども異なります。
このように、様々な役をしっかり提供できるように、お互いに協力し合うことを連携と言います。
「連携」とは、」お互いに連絡を取り合って一つの目的のために一緒に物事をする事」とです。これは、医療機関同士でも盛んに行われていることです。
医療の連携とは、医療機関がお互いに蜜に連絡をとり合って患者さまにために治療・ケアをする事。
これを「地域医療連携」、「地域連携」「医療連携」と呼んでおります。
具体的な地域医療連携とは・・・
急な腹痛でかかりつけ医の診療所を受診します。①
特殊な検査、手術、入院が必要と判断されます。②
近隣の連携病院を紹介されます。③
病院で入院・手術を受けます。④
退院後は、元の診療所で経過を確認していきます。⑤
外出先で転倒、足を骨折します。①
救急車で救急対応の病院に緊急入院、治療を受けます。②
退院後は、かかりつけ医に通い診察やりハビリテーションを受けます。③
連携のイメージがご理解いただけたところで、かかりつけ医を利用しないと、こんな負担があるというお話しをします。
先にイラストで、かかりつけ医の診療所で紹介される説明がありましたが、直接大きな病院を受診した場合。
その場合、初診料とは別に追加の負担が求められることがあります。その費用は、5,000円です。
厚生労働省は、大病院を紹介状なしで受信した患者さまには初診料とは別に追加負担を求める制度のについて、2016年4月から導入することになっています。
※大病院とは、高度な医療を提供する大学病院など「特定機能病院」や、500床以上の「地域医療支援病院」を指しています。また、救急車で搬送された場合など対象とならない場合もあります。
と、言うことは、多根総合病院は500床以下なのでその負担は無いのかと思われますが、実は200床以上の病院でも同じような負担があります。
200床以上の病院を紹介状なく受診する場合も、初診時の選定療養費という負担がかかる場合があります。
・病院と診療所の機能を分担
・限られた医療資源の有効活用 などを目的としています。
こちらも救急車で搬送された場合など対象とならない場合があります。
つまり、救急以外はかかりつけ医を受診することをおすすめします。
まずは、かかりつけ医を!
日頃の定期的な診察・リハビリ
診療所でできる検査
病院を退院した後や
終診後の経過観察
特殊な検査
手術
入院
救急対応
かかりつけ医と病院との2人 主治医
かかりつけ医を持つことは、色んな意味で有意義であることは理解いただけたと思いますが、かかりつけ医を探すことが難しいと考えられる方も居るのではないでしょうか。
・引っ越しして病院が遠くなった
・最近、病院までの通院が大変
・先生からそろそろかかりつけ医をとお話しがあった
そんな状況の方に、病院には地域医療連携をお手伝いする部署があります。
つまり、地域の診療所を紹介し、あなたのかかりつけ医を見つけるお手伝いができるということです。
多根総合病院では、地域医療連携の診療所を案内したチラシを設置しています。
他にも大阪府の医療期間情報システム(WEBサイト)、各地域の医師会のホームページでも診療所を探すことが出来ます。民間の情報サイトもあります。
スマートフォンの現在位置取得機能で今いる場所の地図で検索することが出来ますのでとても探しやすいです。
→大阪市西区・港区・大正区でかかりつけ医がみつかるサイト「Family Doctor」はこちらから