後期臨床研修について

臨床研修センター

後期臨床研修について

多根総合病院では、初期臨床研修を終了した医師を対象により専門的な知識を身につけていただくため、後期臨床研修プログラムを用意しています。
現在、下記診療科にて後期臨床研修医を募集しています。

内科

整形外科



その他、各科では協力病院として後期研修を行っております。

消化器内科

概要

当院は304床の中規模病院であり、消化器内科は7人在籍しており40~50床を担当する。 胃十二指腸潰瘍・胆道炎・肝炎などのcommon diseaseから癌・炎症性腸疾患(IBD)まで幅広く診療を行っている。 救急が盛んなため、消化管出血・異物・胆管炎・膵炎・イレウス・腹膜炎などの緊急性の高い疾患を多く経験する。 また緊急内視鏡hot lineを導入しており緊急内視鏡的止血術・内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)による胆管ドレナージ症例も豊富である。 待機症例は食道・胃・大腸の早期癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や進行癌に対する化学療法、消化管・胆管の悪性狭窄に対するステント留置、肝炎に対する抗ウイルス療法や肝癌に対するラジオ波焼灼術(RFA)・肝動脈化学塞栓術(TACE)を中心に施行している。近年は超音波内視鏡(EUS)による診断(FNA)や治療(interventional EUS: EUS-guided Biliary Drainage, EUS-guided Cyst Drainage etc.)も行っている。また消化器内科医は一般内科医として肺炎・尿路感染・心不全・腎不全・糖尿病などの診療にも当たるため医師としての厚みを養うことができる。

目標

外来/病棟において一般内科医としての緊急対応ができ、消化器医としての専門的な治療ができるようになる。 手技においては一般的な検査と、自分が選択したエリアにおいては専門的な治療が単独で可能なレベルになる。 内科専門医・消化器病学会専門医・消化器内視鏡学会専門医を取得できるように症例経験を積む。発表や論文などの学術的活動を経験する。

日常業務

  • 外来・・・1回/週
  • 病棟・・・患者7人程度
  • 病棟当直・・・4回/月程度
  • EGD/CS・・・3枠/週ずつ
  • カンファレンス・・・
    消化器外科/内科合同カンファレンス(1回/週:月曜16:00)
    消化器内視鏡カンファレンス(1回/週:金曜7:30)
    消化器内科抄読会・ガイドライン勉強会(1回/月:不定)
    Trial Conference(1回/月:不定)
    急性腹症カンファレンス(1回/月:第一火曜7:45)
    医局勉強会(1回/月:第3水曜17:10)

プログラム

プログラムの概要
多根総合病院内科専門医研修プログラム

手技経験

  • 上部消化管内視鏡検査・・・5500件/年 レジデント:600~800件/年 (3枠/週)→3年目すぐから開始
  • 下部消化管内視鏡検査・・・2500件/年 レジデント:300~500件/年 (3枠/週)→3年目すぐから開始
  • 内視鏡的止血術(上部;高周波、クリップ、EVL、局注)・・・100件/年 レジデント: 3年目後半から開始(※原則的にfirstはレジデントが行う)
  • 下部ポリペクトミーおよびEMR レジデント:3年目後半から開始
  • ESD・・・60件/年 レジデント:ブタの切除胃でのESD Hands on Trainingを行った後→4年目から開始
  • ERCP・・・300件/年 レジデント:4年目から開始
  • RFA/PEIT・・・30件/年 レジデント:腹部USスクリーニングをある程度習得後→3年目前半から開始
  • PTGBD/PTCD レジデント:腹部USスクリーニングを程度習得後→3年目前半から開始
  • PEG・・・50件/年 レジデント:数回見学した後に開始・・・3年目前半
  • EUS・・・250件/年 レジデント:4年目以降に開始(胆膵領域を専門と考える医師が対象)
  • 小腸ダブルバルーン内視鏡 大腸内視鏡検査盲腸到達率が90%を超えたら施行許可
  • 学会発表 日本消化器内視鏡学会・消化器病学会・腹部救急医学会・国際胃癌学会(IGCC)、アジア太平洋消化器病週間(APDW)、欧州消化器病週間(UEGW)、米国消化器病週間(DDW)、SGI(韓国)、各種研究会などで発表 論文執筆 日本消化器内視鏡学会誌・腹部救急医学会雑誌・Digestive Endoscopy・World Journal of Gastroenterology・多根病院誌などへ投稿
  • 資格取得 内科専門医・消化器病学会専門医・内視鏡学会専門医・がん治療認定医など

実際のレジデントの週間スケジュールの例

午前 EGD EGD US/RFA CS EGD
午後 CS 治療内視鏡 CS 治療内視鏡 外来

施設基準

  • 日本専門医機構認定内科専門医研修基幹病院
  • 日本消化器内視鏡学会指導施設
  • 日本消化器病学会指導施設
  • 日本癌治療認定機構認定研修施設
  • 日本大腸肛門病学会関連施設
  • 日本栄養療法推進協議会 NST稼働施設
  • 日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士認定規則 実地修練認定教育施設

プログラム

3年間をかけて、基礎を固めるところから専門的で高度な技術の習得まで目指す。
希望に応じて1年間のみの研修も検討する。状況や能力にもよるが6年目以降も当院への就職は考慮される。
多根総合病院内科プログラムにより新内科専門医が取得できます。

1年次 救急外来と通常外来と病棟業務に習熟する。
US,EGD,CS,内視鏡止血が単独でできるようになる。
ESD,ERCP,PTBDなど高度な手技の介助ができるようになる。
2年次 癌やIBDなど高度な知識を要する患者の外来・入院管理を行う。
ESD,ERCP,PTBDなど高度な手技のfirst術者となる。
3年次 癌やIBDなどの治療戦略を自分で決められるようになる。
ESD,ERCP,PTBDなど高度な手技が単独で完遂できるようになる。
(ここまでには必ず内科認定医を取得する)
4年次 (※当院への就職、希望する他施設への紹介を責任持って行います)

整形外科

概要

当院には整形外科医は5人在籍しており、滋賀医科大学整形外科医局より派遣されています。 このプログラムの特徴は当院を中心に京都の4箇所の病院で主に研修し、腫瘍や小児整形といった特殊な分野に関しては滋賀医科大学付属病院を回って研修するものです。
当院の特徴として救急の受け入れが多く骨折等の外傷が多いので、早い段階から多くの症例を経験できます。また当科では上級医指導の元、積極的に執刀を経験させています。
スポーツ整形にも力を入れており、プロスポーツ選手を含むハイレベルアスリートの診療も行っています。
手術は関節鏡を用いた手術の割合が多く、スポーツ障害、一般外傷、慢性疾患など幅広く用いており、肩・肘・膝の関節鏡手術はもちろん、足関節や手関節の手術時にも使用しています。

目標

京阪滋整形外科専門研修プログラムは到達目標を「総合的な運動器の診療を行える整形外科専門医および地域医療、さらには大都市で起こる交通事故などの災害外科や救急医療に貢献できる幅広い知識と視野をもった整形外科医師を目指す」とします。
整形外科学は運動器の機能と形態の維持・再建をめざす臨床医学であり、脊椎、上肢、下肢などの広範な診療領域を扱います。 多根総合病院では救急医療、上・下肢外傷、関節再建、スポーツ整形外科、リハビリテーションを研修の主とし、プライマリケアから地域医療、最先端の臨床・研究まで偏りなく学ぶことができます。 多くの手術症例を経験・執刀し、研修終了後に自立した外科医として診療ができることを目指します。

施設基準

  • 日本整形外科学会認定医制度による研修施設

一般外科

当院は大阪大学関連施設の中で消化器外科手術件数が最も多く年間1500件を越えています。その内訳は悪性疾患、急性腹症、日帰り手術など多岐にわたっています。
当院は大阪府がん拠点病院であり、悪性疾患の手術を多く経験することができます。 各疾患グループの指導医が指導にあたり、腹部悪性疾患の標準手術を修得できます。 放射線治療センター、外来化学療法室、緩和ケア病棟も併設しており、集学的な癌治療を学べます。 緊急手術が多いのも当院の特徴です。救急指定病院であり、全国でもまれな急性腹症科を併設していることから、年間300件以上の緊急手術を行っています。 後期研修では虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、イレウスなどをはじめとした代表的な急性腹症に対する手術、治療を多数経験することができます。

また、当院の特徴として腹腔鏡下手術を積極的に取り入れているということがあります。 胃癌、大腸癌などの悪性疾患や、虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、イレウスなどの急性腹症にも腹腔鏡下手術を行っており、年間の手術件数は500件を越えています。

施設基準

  • 日本外科学会専門医精度修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医制度修練施設
  • 日本がん治療認定医機構 認定研修施設
  • 日本消化器内視鏡学会 指導施設
  • 日本消化器病学会 関連施設
  • 日本大腸肛門病学会 関連施設
  • 日本栄養療法推進協議会 NST稼動施設
  • 日本静脈経腸栄養学会

栄養サポートチーム専門療法士認定規則 実地修練認定教育施設

脳神経外科

当院の脳神経外科は1979年に地域の脳神経外科救急施設として誕生し、現在は頭部外傷、脳血管障害を中心に神経領域の患者様が年間1,100人以上入院されます。
脳神経外科は神経・脳卒中センター(脳神経外科、脳神経内科、脳血管内治療科、脊髄神経外科)の一部門として機能しているため、逆に脳動脈瘤クリッピング術、血管吻合術、頸部内頚動脈の内膜剥離術、腫瘍摘出術といった顕微鏡手術ならびに術後管理のみならず、急性期脳梗塞の内科的治療、各種神経疾患、脳血管内手術(コイル塞栓術、ステント留置術等)、脊髄外科手術などを学ぶことができます。
また回復期リハビリテーション病院が併設されているため患者さまの長期の経過、リハビリテーションも学ぶことができます。

施設基準

  • 日本脳神経外科学会専門医認定制度による訓練指定施設(A項)
  • 日本脳卒中学会認定専門医研修施設、日本救急医学会認定救急科専門医指定施設

内科

当院内科は現在、循環器内科と総合診療内科の二つに大きく分かれています。 6人の常勤医のうち2人が循環器専門医の資格を持っています。 循環器科では主に虚血性心疾患および末梢動脈疾患を中心としたカテーテル治療、急性心不全・慢性心不全の治療、ペースメーカー植込み術による不整脈治療を対象疾患としています。
近年、高齢化社会を反映して当院でも動脈硬化疾患の増加を認めます。当科は動脈硬化の原因となる糖尿病、脂質異常症のような内分泌代謝異常の治療を最も得意とする診療科です。
具体的な当科の成績に関しては、1984年から心臓カテーテル検査を開始し、既に総カテーテル件数は約8800例に達しています。
この多くの経験を生かし、冠動脈疾患に対して経皮的冠動脈形成術、末梢動脈疾患に対しては経皮的血管形成術といった血管内治療を中心に展開しています。
また総合診療内科と協力して、肺炎、慢性閉塞性肺疾患を中心とした呼吸器疾患の入院治療も行っています。

施設基準

  • 日本内科学会認定教育関連病院
  • 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
  • 日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設

脳神経内科

当院の脳神経内科では、脳卒中や意識障害・痙攣・頭痛などの神経救急疾患、パーキンソン病・多発性硬化症などの神経変性疾患、および末梢神経障害などの診療にあたっています。
特に、脳卒中症例は脳外科と共同で脳卒中センターを運営しており、24時間365日患者搬送を受け入れています。虚血性脳卒中(脳梗塞・一過性脳虚血発作)だけで年間約350件以上の入院症例があり、rt-PA療法適応症例が多いのも特徴です。また、回復期リハビリテーション病院を併設しているため、急性期から回復期までのリハビリテーションに関わることができます。

施設基準

  • 日本神経学会認定教育施設
  • 日本脳卒中学会認定専門医研修教育病院

麻酔科

当院麻酔科は、大阪市内・近郊20以上の麻酔科研修施設(1万ベッド超・年間麻酔症例数約4万4千件)が参加する「麻酔総合研修システムin OSAKA」に登録しており、卒後3~8年目までの6年間を、当院を含めた複数の施設で研修していただくことができ、全ての麻酔領域において高い水準の実力をつけていただくことが可能です。 参加施設には国立循環器病センター、大阪府立母子保健総合医療センター、大阪府立急性期総合医療センター、大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターなどをはじめ、様々な専門分野に特化した施設で麻酔科医としてさらなる修練を積むことができ、スムーズに学会認定医・専門医の資格を取得することができるシステムとなっております。  研修プログラムの詳細についてはこちらの麻酔総合研修システムin OSAKAホームページを参照してください。です。また、回復期リハビリテーション病院を併設しているため、急性期から回復期までのリハビリテーションに関わることができます。

施設基準

  • 日本麻酔科学会麻酔指導施設

救急科

当院は、大阪大学医学部付属病院救急科専門研修プログラムの関連施設です。

→ 詳細は、こちらのPDFファイルP18~P20を参照ください。



当院救急科は北米型ER救急医療体制のもと、急性冠症候群、脳卒中、急性腹症、消化管出血、外傷、OHCAなど成人特定病態を中心に年間約8000台の救急搬送例に対応している。

また、2011年より大阪府災害拠点病院に指定されている。 専従の救急指導医、専門医とともに、麻酔科、急性腹症科、消化器内科、脳神経外科、脳神経内科、循環器内科、整形外科、形成外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科など院内各診療科専門医と密に連携を取りながら、救急患者の迅速、的確かつ緻密な診断・治療を行っている。 このため、平素の救急診療は、救急医と各診療科の専門医が一緒に診察し、指導も救急科専門医、各診療科の専門医が担当し、常に最新の診断・治療の知識・技術を習得できる指導体制となっている。

アメリカ各地の現役救急医が毎月当院にやってきます!

実施期間:2019年6月~2020年3月まで
実施会場:多根総合病院 救急外来

対象:救急に情熱を燃やす全ての人々(職種制限なし、年齢制限なし)

ご意見や見学など、本件に関するお問合せは
電話:06-6581-1071(代)救急科 朴
メール:info@tane.or.jp
または tane_er@tane.or.jp

救急科の実績

ER診療マニュアル

多根総合病院 救急科では『ER診療マニュアル』を作成しています。 救急外来で必要な知識が書かれた約300ページに及ぶマニュアルです。 当院では研修医や救急外来スタッフ、当直医に配布しています。

2年目研修医の感想

「救急外来で必要とされる知識がぎっしり詰まったER診療マニュアルはとても重宝しています。 この本を書かれた先生をはじめ、救急科専門医の熱い指導のもとで安心して研修ができます。 」

ER診療マニュアル

施設基準

  • 日本救急医学会救急科専門医指定施設

各科一覧表
― 2019年12月現在 ―

基幹
施設型
連携
施設型
プログラム名【大学・病院名】
内 科 ○多根総合病院内科専門医研修プログラム【多根総合病院】
大阪市立大学内科専門プログラム【大阪市立大学】
兵庫医科大学病院内科専門研修プログラム【兵庫医科大学】
整形外科 ○京阪滋整形外科専門研修プログラム【多根総合病院】
滋賀医科大学整形外科専門研修プログラム【滋賀医科大学】
外 科 × 大阪大学外科専門研修プログラム【大阪大学】
千船病院外科専門研修プログラム【千船病院】
脳神経外科 × 大阪医科大学専門研修プログラム【大阪医科大学】
脳神経内科 × 大阪大学専門医育成プログラム 神経内科専門医コース【大阪大学】
麻酔科 × 大阪大学専門医育成プログラム 麻酔科専門医コース【大阪大学】
救急科 × 大阪大学高度救命救急センター専門育成プログラム【大阪大学】
形成外科 × 大阪市立大学形成外科専門研修プログラム【大阪市立大学】
放射線科 × 大阪市立大学放射線科専門研修プログラム【大阪市立大学】
泌尿器科 × 奈良医科大学専門医養成プログラム(泌尿器科)【奈良医科大学】
耳鼻科 × 大阪市立大学耳鼻咽喉科専門研修プログラム【大阪市立大学】
病 理 × 大阪大学専門医育成プログラム病理専門医コース【大阪大学】
大阪医科大学病理専門研修プログラム【大阪医科大学】

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