先輩研修医からのメッセージ
先輩研修医からのメッセージ
多根病院は、検診・クリニック・急性期・リハビリ・慢性期という一連の医療の中で、急性期を担当する病院です。
研修の特徴としては、頭痛・胸痛・腹痛などの急性の症状からどのような病気であるか鑑別し、必要に応じて入院にて専門的な加療を行い、場合によりリハビ リを経て社会復帰・家庭復帰・慢性期へと移行して行くという流れに、かなり主体的な立場として参画できることがあげられます。
治療というものは急性期を乗り切ることだけではなく、いかに社会復帰して行くかが非常に大切です。入院される多くの方はご年配であり、残念ながら元通りの健康な状態になる方ばかりではありません。そのような方の経過も身をもって体験できることは有用ではないでしょうか。
また、救急では心肺停止状態の方から軽い感冒の方まで幅広い層の患者をこれもかなり主体的な立場にて診ることができます。これは将来何科に進むにせよ有用なことです。
その他、手技の面でも上達にあわせた指導の下に、かなり高度な技術をも習得することが出来ます。体力的にはハードな面もありますが、臨床医としての実力を養うには非常に充実した研修が受けられると思います。
初期臨床研修
- 内科・外科といったメジャーどころを研修するにはたいへんよいと思いました。
- 病院の規模も大きすぎないので、自ら動けるのがありがたい。
- 外科と救急で場数が踏めたおかげで、救急の現場でも初めほどビビらなくなりました。
- 今後は標準化されてくる電子カルテに触れられて、その利便性に感激しました。
- 比較的自分の時間が持てる事により、勉強・プライベートとともに充実した日々が送れる。
- 各科にそれぞれスペシャリストがいてたいへん勉強になる。
- 救急外来ではプライマリな疾患から、三次救急に近い症例まで多彩な患者さんを診療することができる。
- 病棟では、やる気さえあれば何でも出来るし、聴く気さえあれば何でも教えてもらえる。
- 普通より少し忙しい病院かもしれないが、意義のある研修を受けての忙しさであり、なおかつ自分の時間も充分確保できる病院だと思います。