苦痛のない内視鏡検査

胃カメラ・大腸内視鏡ともに、
できる限り苦痛なく安心して
検査できるよう患者さんをサポートします。

経鼻内視鏡検査

「オエッ」とならない
経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡検査は1人1人の患者さんにかかる時間が多少長くなることから、救急病院において、一般的には積極的に行われない傾向にあります。しかし、当院では、患者さんの立場で考え、えずきが少なく楽に内視鏡検査を受けて頂けるよう取り組んでいます。

検査中、医師との会話が出来ることから、検査を受けた患者さんからの満足度も高くなっています。

検査を痛みなく行うための前準備(前処置)の時間がかかりますが、受付から30~40分程度で検査は終了します。

どのくらいの人が経鼻内視鏡を選んでいるの?

当センターでは経鼻内視鏡検査を2008年から導入。以来、2017年までに約20,000件を超える実績があります。

2013年には経鼻内視鏡検査が経口内視鏡検査の割合を上回り、多くの方が2回目以降の検査で経鼻内視鏡を選んでいます。

経口内視鏡との違いは?

経口内視鏡と経鼻内視鏡の特徴を比較します。

苦痛が少ない

鉛筆よりも細い極細内視鏡は、鼻に挿入することができ、検査中の苦痛が少なくなります。非常に細いため、治療には適さない場合もありますが組織採取は可能です。

鼻たけ・鼻中隔湾曲症(鼻の骨が曲がっている)・鼻腔の狭い方・鼻の骨折歴がある方は、 鼻からの検査が出来ません。鼻出血の可能性が高い疾患がある場合においては、 鼻からの挿入が難しい方もいらっしゃいます。

嘔吐反射(えずき)が起きにくい

鼻からカメラを挿入することにより舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、嘔吐反射(えずき)をほとんど感じずに検査を受けることができます。

会話ができる

鼻からの胃カメラでの利点は、検査中も会話が可能なことです。余裕があれば、モニターでご自身の胃の中を見ながら説明を受けることもできます。検査中に医師やスタッフと自由に話ができるので安心です。

以前に口からの内視鏡で非常に辛い思いをされた方々も「とても楽です。これなら大丈夫です。」とよくおっしゃいます。

鎮静剤 / 鎮痛剤の使用
(意識下鎮静法)

「あれ?もう終わったんですか?」

意識下鎮静法は鎮静剤や鎮痛剤による静脈麻酔で熟睡するため、知らないうちに内視鏡検査が終わります。 しかし、全身麻酔ではないので大きな声で呼びかければ目を覚まし、「あれ、もう終わったんですか? 全然わかりませんでした。」と患者さんはおっしゃいます。

大腸カメラでは、9割以上の方がこの意識下鎮静法を希望し検査を受けています。

麻酔薬は1,2時間効果がありますので、検査後は休んで頂いてから帰ります。

自転車などを自分で運転して帰宅することはできません。

胃カメラの時に意識下鎮静法を
希望される方

当院では胃カメラを少しでも楽に受けて頂けるように経鼻内視鏡での検査をおすすめしています。 しかし、人によっては経鼻内視鏡検査でも嘔吐反射(えずき)が強く出る方もいらっしゃいます。 このような方に対しては、意識下鎮静法での検査も選択できます。

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