痔(痔核・イボ痔) | 日帰り手術センター

イボ痔とは

イボ痔とは

痔は痔疾(じしつ)ともいい、 肛門部周辺の静脈が圧迫されて血液の流れが滞ることによって発生する疾患の総称です。 痔にはイボ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろう(あな痔)の3タイプがあります。 中でもイボ痔は痔の約5割を占める、最もポピュラーな痔です。


イボ痔とは、肛門の血の流れが悪くなり、血管がはれてこぶ状になる痔です。 形がイボに似ているところからきています。 直腸と肛門の境界(歯状線)より内側にできたものを「内痔核」、外側にできたものを「外痔核」といいます。

イボ痔の症状

イボ痔になると、排便時に血がたれたり、出血するなどの症状があります。 内痔核の症状は、排便時の出血や、肛門からイボが出てくる症状があります。外痔核の症状は、はれると痛みます。かゆみの症状が出ることもあります。


下のような症状がでると、イボ痔の可能性があります。

  • 排便時に、血が出る。
  • 排便後、便が出きっていない気がする。
  • 肛門に違和感がある。
  • 肛門のまわりにイボがある。

治療法について

当院ではイボ痔に対して2つの治療法を採用しています。

  1. ジオン療法(痔核硬化療法)
  2. レーザーメスによる痔核根治術(結紮切除術)

イボ痔に対するレーザーメス日帰り手術(当日または一泊退院)

内痔核の中でも、ジオン療法により十分な効果が得られないもの、飛び出したイボ痔が指で押し込まなければ戻らない状態以上のもの、出血、痛みが強いものになるとレーザー手術の対象になります。

当院では通常の電気メスに比べて、術中・術後の傷の腫脹、出血、痛みなどが大幅に軽減されるレーザーメスをいち早くアメリカより導入することにより、 約2週間の入院期間を日帰りで行えるまでに短縮することができました。


レーザーメス
レーザー光線を利用して切除手術を行う医療器

レーザーメス

ジオン療法も採用しています

当院では再発率の低い痔核根治術(レーザーメスによる痔核切除術)を基本術式としてまいりました。しかしながら近年、ジオン療法が確立され、当院でも2010年7月より採用いたしました。 ジオン療法は、内痔核治療法研究会が主催する講習会に参加し、認定証を受けた医師(当院には6名)により安全に施行されています。

当院では、ジオン療法以外にも、レーザーメスを用いた痔核根治術を施行しております。イボ痔の日帰り手術をお考えの方は、お気軽にご相談下さい。


多根総合病院 日帰り手術センター
Tel: 06-6585-3054(直通)
E-mail: dsc@tane.or.jp


イボ痔に対する日帰りジオン療法について(当日または一泊退院)

ジオンによる痔核注射療法は、従来、手術が選択された脱出を伴う内痔核または内外痔核に対して治療効果が期待できます。


ジオンは、硫酸アルミニウムカリウム水和物及びタンニン酸を有効成分とする「脱出を伴う内痔核」に効能・効果を持つ局所注射用配合剤で痔核への投与にあたっては「四段階注射法」という独特な手法を用いて投与いたします。悲観血的に病変組織を硬化退縮させることにより重度内痔核の脱出と排便時出血を消失させます。


全国10医療機関の共同研究で結紮切除術(手術)と比較検討したところ、手術適応とされるⅢ、Ⅳ度で、28日後の脱出の消失率は手術と同程度であり、1年間の再発率は16%でした。


合併症としては硬結、疼痛、排便困難、排尿困難、浮腫などが見られ、副作用としては注射2週間後までに発熱が7%に見られましたと報告されています。


今後、安全性や効果の持続性の検討が必要ですが、適応を選び、合併症を来たさぬように、また、十分な効果が得られるように注射手技に注意しつつ行えば、今まで手術が必要とされたⅢ、Ⅳ度の脱出内痔核に対して有用な治療の選択肢となり得ます。

当院の痛みの少ないジオン療法

ジオン療法は直接痔核を切除する根治術に比べて明らかに術後疼痛が軽減されます。


当院でのジオン療法は日帰り手術センターを利用して行っており、当日および翌日退院が選択いただけます。


当院では麻酔科医により患者様が眠った状態で手術を受けていただくことができます。


ジオンを正確に(4点注射法)注射するには専門的な技術を要します。大腸肛門病学会に所属し、ジオンによる四段階注射法講習会を受けた医師(内痔核治療法研究会のWebサイトに記載されています)にしか施行できません。


当院では6名の外科医師が資格を持っております。

ジオン療法 四段階注射法

ジオン療法=四段階注射法

ジオン療法の効果

ジオン療法の効果

ジオン療法の短所 長所

長所 ・痛みが少ない ・手術翌日には効果を実感でき、仕事への復帰も可能


短所 ・再発することがある ・術後直腸潰瘍形成による遅発生出血

ジオン療法(イボ痔)希望の方に朗報!!

毎日ジオン療法実施医師の診察をお受けいただけます。
予約センター(06-6585-2729)にてご予約ください。

※ジオン療法が無理な場合、レーザーメスによる内痔核根治術も可能ですので、ぜひ各担当医師にご相談ください。

担当医師表

全て内痔核治療療法研究会における四段階注射法講習会修了の医師です

 
午 前 小川(稔) 廣岡 小川(淳) 廣岡 小川(稔) 小川(稔)
- - - 小川(淳) 城田 -
午 後 - - 山口 - - -

黒字:外科外来は2階です。
赤字:日帰り手術センター外来は6階です。

イボ時についてよくあるご質問

Q.イボ痔の手術はどんな方法ですか?術後の痛みが心配です

ジオン療法はジオン(硬化剤)をイボ痔に注入する約15分程度の手術で、術後の痛みは非常に軽度であり、当日または翌日にはほとんどの場合痛みは消失します。
またレーザーメスを用いた根治術は、イボ痔の付け根を結紮(けっさつ)し、レーザーメスで切除します。 レーザーメスを使用しているため、従来の電気メスに比べて周囲の正常組織損傷は少なく、手術中の出血、術後の痛みが少ないのが特徴です。傷は縫合せずに自然治癒を待ちます。手術時間は30分から1時間程度です。 手術の翌日には、入浴可能で、清潔を保っていただくためにも毎日の入浴をおすすめします。 手術後は、無理な排便(いきみ)によるうっ血を予防するため、便秘予防が大切です。

Q.イボ痔の麻酔はどんな方法ですか?

当院では基本的に麻酔科専門医による全身麻酔を行っております。麻酔科技術、麻酔薬の発展は目覚ましく非常に安全で、眠った状態で手術が行われるため眼が覚めた時には手術は終了しています。当院では術前に麻酔医と面談いただき直接十分な説明させていただいておりますので、不安のある方は麻酔医ご相談ください。

Q.自宅でのケアはどうすればよいでしょうか?

ジオン療法の場合は翌日からの仕事復帰が大半の方で可能です。またレーザーメスによる根治術の場合は2~3日は安静が必要ですが、特に異常がなければ、手術後3日目から仕事に復帰することができます。ただし、痛みに対する個人差がありますので、ご配慮ください。

社会医療法人きつこう会多根総合病院

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