2018.12.09


生活機能を見据えたリハビリテーション 2



当センターでは、食事・排泄・入浴等のサービスに加え個別機能訓練について、対象となる利用者の皆様の生活歴や想いを中心とし、専門職を交え多職種で意見交換しサービスの提供へつなげています。

 

日常生活の場において、
・自身に役割があること
・自身に希望や目標があること
・自身と他者との間に頼り頼られの人間関係があること
等を大切にし、当事者オリジナルのプログラムを設定しています。

 

Bさんのプログラムを紹介します。


私たちはBさんに「読み聞かせ」や「紙芝居」をお願いしています。
今まで15年程さまざまな場所でボランティア活動をされてきたBさんは、体調を崩され当サービスをご利用することになりました。
介護のサポートを受ける側となるだけではなく、その活躍されていたBさんの活動はもう全くできないのでしょうか?
スタッフは環境を整えBさんとの打ち合わせを行い、見事再デビューしていただきました。
これまでスタッフが「これ喜ぶかな?」と一方的に提供していたアクティビティではなく、仲間が頑張る姿に他の利用者の方々からは
「良かったよ。」
という感謝の言葉に加え
「私も○○できるで」
と新たな発見と希望が生まれる姿もありました。

 

今後もBさんの体調の良いときに、スタッフのサポートにてできるだけ継続していければ、と考えています。

 

 

生活相談員 片岡